2011年03月18日

月刊・企業再生サポート情報-bO12

▲災害発生時の『災害対策マニュアル』について
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2011.03.18

特定社会保険労務士川端重夫


3月11日に発生した「東北関東大震災」では多くの犠牲者が出てしまいました。尊い命を失われた方々には
心よりご冥福をお祈り申し上げます。また、その影響で福島にある東電の原子力発電所の放射線が外部に漏れ
ているのではないかと心配です。

また、東電の「計画停電」でJRや私鉄、地下鉄などの運行が混乱し、今後どうなるのかも不明です。無理
をして出勤し事故に遭わないとも限りません。この際「災害対策マニュアル」について考えてみませんか。


1.災害は何時くるか予定出来ません

今回の「東北関東大震災」は、M9.0という未曾有の過去最大という地震でした。その後も何回となく新
しい地震が襲ってきています。東海大地震は何時きてもおかしくないと言われています。
東海大地震がくれば、南関東地域は直下型地震と言われています。今回の地震が東海地震の前触れにならな
いよう願うのみです。そこで皆様の事務所や会社で災害時の対策がどうなっているか確認する意味で少し整理
してみました。大事な人財を失わないために。

2.緊急連絡網の整備は

今回の地震で携帯電話や固定電話はほとんど機能しませんでした。個々人が勝手に電話すれば回線がマヒし
てしまいます。少しでも効率よく連絡するには、あらかじめ従業員の「緊急連絡網」を整備しておくことをお
勧めします。

@従業員全員の住所、緊急時の連絡先、電話番号(携帯電話も)、FAX番号など一覧表にし、各自に渡し、
かつ、事務所内に掲示する。

A電子メールを利用しているのなら、メールアドレスを一覧表にしておく。

B連絡の優先順位とその連絡手順を一覧表にしておく。


3.重要書類、データ等の管理は

@重要書類の保管については耐火金庫に保管するのがベターですが、銀行の貸金庫を利用するか、専門業者
の貸金庫へ委託することも検討しましょう。

Aデータ等については、情報処理機能の「バックアップ」対策で。

B防災用品の備蓄として、非常食は最低でも1人1日分は用意し、出来れば3日分程度は用意しておきたい
ものです。

*非常食⇒飲料水、乾パン、餅・ごはん(真空パック)、缶詰、チョコレート等。
*防災用品⇒懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、防災頭巾、ヘルメット、救急箱、軍手等。


4.災害が実際に発生したときは

地震の警戒宣言が発令されたら、情報収集に努め、混乱を防止し、火災等による被害を最低限度におさえる
ように努めましょう。そして、直ちに業務を中止し、緊急避難場所の確認をし、防災用品の確認をしましょ
う。なにはともあれ、人命の保護・救済が第一です。勤務時間内に地震が発生した場合は、無理に帰宅させ
ずに、社内に待機させることも大事です(帰宅困難者)。


5.地震の心得10ヵ条

@まずわが身の安全を図る。
Aすばやく火の始末。
Bあわてて外に飛び出すな。
C避難路の確保。
D危険な場所には近寄るな。
E人の集まる場所では冷静な行動を。
F自動車は左によせて停車。
Gがけ崩れ、津波などに注意。
H避難は徒歩で、持ち物は最小限に。
I正しい情報で行動。


6.事業所の当面の対応策

@残業の原則禁止。
A早退の容認。
B遅刻・欠勤の容認(交通機関の事情による)。
C被災した従業員への特別休暇の付与。
D宿泊を伴う出張の抑制(家族の不安除去)。
Eその他企業の独自の事項を決めておく。


−従業員の安全を第一に考えましょう−


【PDF】で印刷できます。




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2010年09月02日

月刊・企業再生サポート情報 bO06

▲企業再生には従業員の協力が必要

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2010.09.02

特定社会保険労務士 川端重夫



 私は、社会保険労務士として業務をしていますが、業務の性格から『倒産防止とか企業再生とかをどのようにしたら良いか』というような問題は持ち込まれてきません。

 しかし、売り上げが減少し資金繰りに困っているとか、人員整理の仕方については相談が持ち込まれます。私の体験では、人員削減までしなければならなくなった企業の再生はとても大変なことと感じています。社会保険労務士としての私の指導方針は、予防医学(労務)としています。


1.企業経営には人(人財)が一番大事です


 財務諸表の資産の部には、現金、売掛金、商品、有価証券等が記載されています。これらの資産があって、企業は利益を求めて経営活動をしている訳ですが、これらの資産が勝手に動いて利益を生み出している訳ではありません。これらの資産を有効に活用するのに、“人”つまり社員がいる訳です。

 この社員が会社の方針、社長の方針に沿って、夫々の持ち分に従って活動することによって、利益が生まれると思います。社員を有効に活用するには何が必要か。

2.社員教育、特に管理者の教育は必要です


 どの企業でも新入社員の教育はしています。何も知らない新入社員ですから当然と言えば当然ですが。私が強調したいのは、中堅社員、つまり管理者教育が大事ということです。この管理者の指導一つで、新入社員や部下が動く訳です。管理者がしっかり会社の方針に沿って、企業活動をしているか、幹部との間に不協和音はないのか。

 私の経験の中で社長が一人で何でも決めて、後は命令で幹部以下が動いていましたが、動いているようで、実際は何も進んでいませんでした。この会社はまもなく倒産しました。何回も社長にもっと社員の意見を聞くように、幹部にはもっと社長に進言するように進めましたが駄目でした。社長の能力は高かったのに残念なことでした。


3.社長は経営者として信用できるか


 特に創業社長に多いのですが、会社は自分のもの、全て自分の思うように動かせるのだと過信している人が多いです。創業した能力はありますから、それなりの実績を挙げて来ています。

 しかし、もはや一人で仕事はできないのです。社長に持って貰いたいのは、会社経営に対する情熱です。そして、その情熱が従業員に伝わっていることです。この社長の情熱を幹部社員が理解していれば更に強い会社になると思います。毛利元就ではないが、『一本の矢は折れやすいが、三本集まればなかなか折れない』の例えではないが、社員に最大の力を出させるのも経営者としての社長の役割でしょう。


4.後継者は誰?も大事なテーマです


 中小企業は良くも悪くも社長次第と思います。その社長に期待が持てないとき、従業員が次に期待するのは後継者です。後継者に期待ができれば、社員は当面は我慢しても、次の世代に期待して頑張りますが、期待できなければ、辞めていってしまいます。折角の人財が失われてしまうのです。後継者教育も大事なテーマです。社長の息子だけが、後継者ではないのです。


5.もう一度社員教育の大事さを!


 企業経営に必要なものは、『人、物、金、情報』と言われています。

 どれも大事なものですが、私は人(=社員)が一番大事と考えています。

 教育には、新入社員教育、中堅社員教育、管理者教育、幹部社員教育等があります。中でも管理者教育は大事と思います。この研修に、幹部社員や社長が出席する会社があります。そういう会社の管理者は張り切って研修に臨んでいます。社長も幹部も一緒にテーマに取り組んでいますから講師の私も力が入ります。


6.人(社員)を大事にしている会社は発展していく


 会社訪問してまず感じることは、挨拶の仕方です。この一言で会社の教育がどのようなものかが分かります。そして、笑顔で仕事をしている社員がいる会社は明るいです。

 企業再生支援というテーマには少々外れますが、再生と言う前に、企業の発展・維持という考えからするとこんな提案になってしまいました。皆様はどうお考えですか。


【PDF】で印刷できます。




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posted by 支援チーム at 09:49| Comment(0) | ◆社会保険労務士からの情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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