2012年01月18日

月刊・企業再生サポート情報 bO22

◆専門家による『知財の資源化』で企業再生を実現

企業再生サポート情報-022.JPG
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2012.01.18
 

リスク・カウンセラー  細 野 孟 士



 事業再生、M&A、事業承継などのプログラムを実行する際に、“企業再生サポートチーム”が必ず実施しなければならないのが『デューデリジェンス』の行程です。

 事業再生やM&Aの対象となる企業の事業活動に対し行う@「事業デューディリジェンス」は、事業を進める際に必要な問題点(社長・従業員の能力、事業の将来性、取引先の現状、製造・販売の能力)の実態を詳細調査します。

 また、数値化できない重要なA「法務デューディリジェンス」で、取引先との既存契約内容や係争訴訟関係、知財の内容や将来起こりうる法務上の懸念点がないかを洗い出します。
 
 そして、決算書の内容についての詳細B/Sを分析するB「財務デューディリジェンス」では、会社の実態B/S(帳簿価額と時価との乖離)、収益性、簿外債務の有無、税務リスクなどを会計専門家により精査します。

  この『デューデリジェンス』の行程で一番見逃しやすいのが『知財』の評価です。
 
 企業の評価には「ヒト・モノ・カネ」が重要性でありますが、『知財』には社長を筆頭として従業員の一人ひとりが教育訓練から身につけた知識や経験が重要で、これは事業を推進をする上の礎でありますが、無形の財産として評価されがちな“知的所有権”といわれる『知財』“弁理士”によるデューデリジェンスの成果物として高く評価されたことで予想以上に大きな事業再生への道が拓けた事例も決して少なくありません。


1.知的財産を分類すると…


(1)発明・実用新案など(技術の改良・工夫)
 学会に発表されるような基本的な発明品から回路配置利用権(半導体回路配置保護法)など、機械、電子光学、
 化学、原子力の分野、製法特許など

(2)意匠デザイン(伝統工芸品・工業デザイン)
 伝統工芸品、ユニークな商品デザイン、パッケージデザインなど、

(3)ブランドなとの商標権(のれん、商品名)
 社名、会社ロゴ、地域ブランドやコンテンツ、など

(4)著作権(宣伝広告、不正競争防止法)
 創作的表現を保護するもので、芸術作品、建築物、美術工芸品、学術的成果物、漫画、映像、TVゲーム、 IT関係のプログラム、育成者権(種苗法に基づく権利)など、広範囲にわたって権利が保護されています。


2.自社知財の創造と他者知財の活用


 経営者や従業員が“知的所有権”に対する財産価値を見いだせないまま事業が縮小してしまうのは中小企業にありがちなことですが、会社関係者が見落としていた『知財』のタネから芽を出させ大きな花を咲かせることが出来るのは“弁理士”の大きな役割でもあります。

 商品デザインを「知財化」したり金型図面の権利強化を図ったり,新品種の開発やビジネスモデルなどを具体的に「権利保護」のための仕組みを整える支援も得られます。

 他者の所有する「睡眠知財」を廉価に購入し、自社の基本的な技術に付加することによって斬新な新商品の生産販売で一気に起死回生を実現した事例もあります。


3.知的財産の活用で企業価値を向上

 多くの経営者が「知財=特許・実用新案」と短絡的に考えて、自社には『知財』なんて無い…と、思っているケースがほとんどです。「知財」は特許だけではないという認識を捨てるだけで、知的財産の創造活動へと舵を取ることが出来るのです。社内の人間では気づかなかったことを“弁理士”の視点で捉えると思わぬところに「知財」を掘り起こすことも可能になるかも知れません。


 弁理士の指導の下で「知財」を事業化することによって会社には信用が生まれ、資金調達や取引先の拡大にも結びつくことになり、そこで社員が活き活きと行動するようになることを経営者が想像できれば、ジリ貧に苦しんでいた現状をそのまま放置しておくことは出来ないはずです。


【PDF】で印刷できます。




◆Kigyo-saisei◆Corporate recovery team◆Kigyo-saisei◆
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posted by 支援チーム at 16:47| Comment(0) | ◆リスク・カウンセラーからの情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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